治験コーディネーター(CRC)経験者が転職する際の注意点

CRC経験者が転職する際の注意点

治験コーディネーター(CRC)経験者が転職する理由は、「働きやすさを重視したい」「年収をアップしたい」「プライベートの都合」などさまざまです。

この記事では、治験コーディネーター(CRC)の経験を持つ方が転職活動する際に注意すべき点を、SMOと病院(院内CRC)の2つに分けて詳しく解説します。

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院内CRCへ転職する方法院内CRCへ転職する方法

院内CRCへ転職する方法は主に3つあります。

院内CRCへの転職は「異動」「引き抜き」が主流。

院内CRCへ転職する方法は主に以下の3つになります。

院内CRCへ転職する方法ベスト3
1位  ・異動する
2位  ・引き抜き
3位  ・自分で求人を探す

では、それぞれの具体例と注意点について以下に詳しく解説します。

異動する 引き抜き 自分で求人を探す

1異動する

治験が行われている病院で薬剤師や看護師として働いている方が、治験の部署へ異動する方法です。院内CRCの求人は外部から人材を募集する前に、院内で募集をかけることが多いです。

流れとしては現在の病院で新たな院内CRCを募集する予定があるという情報を耳にしたら、現在の上司に異動をお願いします。その後、現在の上司と治験の部署の責任者が話し合いを行い、まとまると簡単な面接の後に異動が行われます。

メリット
就業先の労働環境や人間関係を事前に知ることができるため、スムーズに職場に馴染みやすい。
採用試験を受ける必要がない。
転職にかかる労力が不要。
転職をする必要がない。
デメリット
直属の上司の許可が必要であるため、病棟で働いている看護師などは人員不足のために異動のお願いを聞き入れてもらえないことが多い。
治験が行われている病院で働いている必要がある。

2引き抜き

引き抜きは主に病院から声がかかり、その後に病院の面接を受けて合格した後に転職する方法です。引き抜きの方法は主に二つあり、治験が行われている病院の部長や人事担当者から声がかかる場合と、院内CRCの友人や知り合いから声がかかる場合があります。

治験が行われている病院の部長や人事担当者から声がかかる 院内CRCの友人や知り合いから声がかかる。

  • 治験が行われている病院の部長や人事担当者から声がかかる場合

SMOとして担当している病院の部長や人事担当者からこっそりと声がかかる場合です。最初は冗談交じりに「うちでずっと働かないか」と部長に声をかけられることが多いです。

何度か声をかけられているうちに、真剣に転職を考えるようになり、面接を受けて合格すると、SMOを退職した後に改めてその病院で就業することになります。

メリット
就業先の労働環境や人間関係を熟知しているため、転職後もスムーズに職場に馴染める。
選考は簡単な面接が行われるぐらいで、転職にかかる労力も最小限で済むことが多い。
デメリット
転職先の病院の治験を担当している必要がある。多くの場合、担当先の病院を治験コーディネーター(CRC)が選ぶことは難しいうえに、担当している施設から転職の要望が必ずあるわけではない。
担当先への転職を禁止しているSMOが多いため、転職はこっそりと行われることが多い。転職後は就業元であるSMOとの関係が悪化する。場合によっては契約停止などの大事に発展することがある。
現役CRCの転職アドバイス6
このようなケースは比較的、多く見られます。ただし、こっそりと面接を受けて、担当先の病院に引き抜かれるという方法は色々と問題もあるため、きちんとした倫理観がある治験コーディネーター(CRC)は、この方法を選ばないようです。

自己中心的な治験コーディネーター(CRC)は気にせずに何食わぬ顔で働いていますが・・・。

  • 院内CRCの友人や知り合いから声がかかる場合

仕事上で知り合った院内CRCの友人と食事や遊びに行くことを重ねているうちに、「うちで働く気はない?」と声がかかる場合が多いようです。

最初は冗談かと思っている治験コーディネーター(CRC)も多いようですが、何度も声をかけられるうちに本気で検討し始める方が多いようです。

メリット
転職先の労働環境や仕事のやり方をある程度まで分かっているため、転職後もスムーズに職場に馴染める可能性が高い。
友人・知り合いから面接を通過するためのポイントを教えてもらえることが多く、内定を取りやすい。
デメリット
院内CRCとして働いている人とプライベートで親しくなっている必要がある。
親しくなったからと言って、必ずしも声がかかるわけではないため、運にも左右される。

3自分で求人を探す

院内CRCの求人を自力で探す方法です。異動や引き抜きが期待できない方にとっては、唯一の方法になります。

メリット
治験コーディネーター(CRC)として働いている方であれば、どなたでも転職活動が行える。
院内CRCの友人や知り合いがいなくても転職活動が可能。
デメリット
応募できる求人を見つけることが難しいうえに、応募できる求人を見つけたとしても自分の希望と合致しないことも多い。
転職にかかる労力が大きく、活動の期間も長期化する傾向があるため、異動や引き抜きと比較して転職の難易度が高くなる。

メリットとデメリット院内CRCで働くメリットとデメリット

院内CRCへ転職した後に早期に離職する方も目立ちます。

「SMO」から「院内CRC」への転職にはデメリットがあることを理解する。

メリット

1位
勤務地が固定される
2位
地位が向上する
3位
人間関係が安定する

デメリット

1位
早期退職する可能性がある
2位
フレックスタイム制がなくなる
3位
非正規職員になる可能性がある
4位
いつか部署異動がある

院内CRCで働くメリットとデメリット

院内CRCへの転職のメリットとデメリット

SMOで働いている治験コーディネーター(CRC)は、一度は院内CRCへの転職を検討したことがある人が多いようです。

なぜなら、院内CRCへの転職は治験コーディネーター(CRC)の一般的なキャリアップの一つであり、勤務地の固定や地位の向上が期待できるからです。

ただし、院内CRCへの転職にはデメリットもあるため、院内CRCへ転職したけれども数ヶ月後には退職してSMOへ戻ることにならないよう、院内CRCの現実もきちんと理解しておきましょう。

メリット デメリット 院内CRCについてよくある質問

メリットSMOから院内CRCへ転職する主なメリット

SMOから院内CRCへ転職する主なメリットは以下になります。

  • 勤務地が固定化される
    SMOに所属していると複数の施設を担当することになります。自宅から近い施設を担当するときもあれば、場合によっては自宅から2時間近くかかる施設を担当することもあるようです。

    通勤時間が一定しないことはSMOに所属している治験コーディネーター(CRC)にとって大きな悩みの一つです。

    院内CRCへ転職すると勤務地が固定化されるため、通勤時間が常に一定となります。仮に自宅の近くの病院の院内CRCとして就業できれば、通勤時間で悩むことは一切なくなります。

  • 地位が向上する
    SMOは病院から治験業務を請け負って仕事を行っているため、病院よりも発言権が弱くなります。実際に病院から軽くあしらわれて、嫌な思いをした経験があるSMOの治験コーディネーター(CRC)も多いはずです。病院で働くことができれば、より高いプライドを持って仕事に取り組むことができます。

  • 人間関係が安定する
    同じ職場で長期にわたり働くことになるため、病院の医師・スタッフと長期的な信頼関係を築けます。

デメリットSMOから院内CRCへ転職する主なデメリット

院内CRCへの転職はメリットばかりでなくデメリットも多いです。主なデメリットは以下になります。

  • 転職して半年以内に退職する可能性がある
    SMOから院内CRCへ転職して喜んでいたのもつかのま、半年以内で退職される治験コーディネーター(CRC)の方が多くいらっしゃいます。

    院内CRCの求人が発生する理由の多くは増員ではなく欠員です。つまり、何らかの理由があって退職された方がいらっしゃることになります。

    そして、欠員の院内CRCを外部から採用しようとしている理由は、その病院内で異動による採用ができずに、知り合いの治験コーディネーター(CRC)に声をかけても採用ができなかった可能性があります。ではなぜ、異動や知り合いの範囲で採用できないのでしょうか。

    それは、その職場環境を知っている人は働きたくない環境である可能性があります。SMOと異なり院内CRCの職場は閉鎖的な空間であることが多く、クセのあるお局様や院長が好き勝手にやっていても、誰も何も言え無い状況になっている場合があります。

    その結果、採用しては気に入らないという理由でクビにしては再び採用を繰り返していたりする職場もあります。SMOと異なり、院内CRCの場合、一度人間関係が悪化してしまうと、施設や上司を変更できないため、多くの場合は退職へと追い込まれます。その結果、院内CRCになって喜んでいたのもつかの間、早期に退職となってしまいます。

  • フレックスタイム制なし、在宅勤務制度なし
    多くのSMOは、好きな時間に出退勤が可能なフレックスタイム制を取り入れています。また、自宅にいながらリモートで働ける在宅勤務制度を取り入れているSMOも存在します。

    しかし、多くの院内CRCにはそのような働き方が許されていません。そのため、定時勤務の院内CRCに転職すると、自分の好きなように仕事を組んだり休んだりできる、自由度の大きな働き方はできないことになります。

  • 雇用形態が契約社員の場合が多い
    院内CRCとして採用されたものの、雇用形態が契約社員である場合がしばしば見受けられます。SMOでも雇用初年度は契約社員として雇用される場合がありますが、ほとんどの場合は1年以内に正社員になりますが、院内CRCの多くは正社員になれません。

    しかも雇用期間の上限が3〜5年と決まっていることが多く、どんなに仕事を頑張っても3〜5年後は契約終了となり、別の職場を探すことになります。つまり院内CRCとして採用された時点で数年後に転職活動を再度行うことになります。
現役CRCの転職アドバイス1
契約社員でも契約を更新して5年を超えて働いた場合、希望すれば雇用期間を定めない労働契約(無期労働契約)に切り替えられるという労働法の改正が行われましたが、雇用期間が5年以内と定められている治験コーディネーター(CRC)に影響はありません。
現役CRCの転職アドバイス7
年齢が若いうちは雇用形態が契約社員であっても、それほど気にしない方が多いようです。しかし、年齢を重ねるにつれ契約社員で働くことへの不安が増してくるようです。40代以上の方は雇用形態を最も重要視している方が多いようです。
  • 部署を異動させられる
    多くの病院は3~10年ごとに働く部署を変更するジョブローテションを行っています。治験コーディネーター(CRC)も病院で働く医療従事者の一員ですから、同じようにジョブローテションがある場合が多いです。

    治験コーディネーター(CRC)が所属する部署は、看護師や臨床検査技師と異なり小さいです。そのため、ジョブローテションの発生は、治験コーディネーター(CRC)ではなく他の業務に携わることを意味します。つまり、病院に雇用されている限り、治験コーディネーター(CRC)の仕事に携われる期間はジョブローテーションが発生するまでの3~10年前後になります。

よくある質問院内CRCへの転職についてCRC経験者からよくある質問

Q
院内CRCのほうがまったり働ける?
A
院内CRCのほうがまったり働ける事実はありません。

治験への補助金が多かった時代は、院内CRCのほうがまったり働けた時代がありました。しかし、その後に補助金が大きく減額された結果、多くの病院は治験の部署を独立させました。そして、SMOと同様に利益によって運営する組織とし、SMOと同じようにシビアな業務を求めるようになりました。

残業の量などの働きやすさは、院内CRCであるかではなく、主に「病院の種類」と「雇用形態」の2つの要素によって変わります。

大学病院やがん専門病院、国立系の病院などの大きな病院で働いている方は非常に忙しいことが多く、クリニックなどの小さな組織で働いている方はまったりしていることが多いです。また、雇用形態が正職員・正社員の方は忙しく働いている人が多く、正職員・正社員以外はそれほど忙しく働いている人が多くありません。
Q
残業が減る?
A
必ずしも残業が減るとは言えません。残業が多い院内CRCも多数いらっしゃいます。SMOと比較すると院内CRCは報告書類が減る分、残業も減ると言えますが、その差はわずかであるため、SMOと院内CRCの残業量の差はほとんどないと言えます。
Q
給与が増える?
A
給与が減る場合も多いです。なぜなら、補助金が大きく減額されたことにより、多くの病院では独立採算制をとっているからです。その結果、利益が上がらないかぎり給与が増えないことになります。また、病院の他の職員と同じ給与制度で運営している場合は、年齢等により給与が決められます。
Q
休日が増える?
A
減る場合が多いようです。土曜日の出勤が必須となっている病院が多いうえに、SMOのように有給が取りやすい病院は少ないため、結果として休日が減ることになります。病院によってはSMOよりも年間休日が10~20日も減ったという声を聞くこともあります。

転職難易度院内CRCへの転職の難易度

院内CRCへの転職はやはり狭き門なのですね。

「正職員」は狭き門、「非正規職員」は簡単。

院内CRCの転職難易度ランキング

とても難しい
大学病院、国公立病院の院内CRC(正職員)
難しい
医療法人の院内CRC(正職員)
簡単
院内CRC(非正規職員)
 
SMOから院内CRCへの転職は狭き門

治験業界は2013年前後を境に縮小へと転じました。それに伴い、院内CRCの求人の数も減少しています。その結果、少ない院内CRCの求人に対して、治験コーディネーター(CRC)の応募が殺到することになり、競争倍率がますます高くなっています。

また、院内CRCの非正規職員の比率は6割前後と高く、新規の求人にいたっては8割前後が非正規職員となっています。そのため、「正職員」かつ「自宅から近い」など、自分に適した求人の数はとても少なくなり、院内CRCへの転職活動は長期戦になることが多くなります。

 

院内CRCの非正規職員の比率

※在籍職員は2018年の臨床試験支援センター・JCOGなど、新規求人は2019年のCRCばんくの調査データをもとに作成。

現役CRCの転職アドバイス2
自分に適した求人が出たときに、すばやく動けるように前もって準備しておくことが大切です。そのうえで、粘り強くタイミングを待つしかありません。
現役CRCの転職アドバイス8
院内CRCの求人であっても非正規職員であれば、転職難易度は大手のSMOより低く、基本的には応募すれば内定を取れると思ってもらって良いです。転職難易度が高いのは「正職員」の院内CRCです。間違えないようにしましょう。

必要な経験院内CRCへ転職するために必要な経験と資格

厳しい選考を勝ち抜くには経験と資格が必要です。

院内CRCへの転職しやすい人は「CRC経験が1年以上ある20代後半の薬剤師」。

院内CRCへの転職しやすい人

院内CRCへ転職するために必要な経験

院内CRCの治験コーディネーター(CRC)の募集の人数は多くありません。そのため、応募が殺到することが多く、競争を勝ち抜いて内定を獲得するためには「他の応募者よりも優れている」ことが必須となっています。

選考は絶対評価ではなく、相対評価であるため、他の応募者を上回ることをアピールすることが大切です。また、募集条件がSMOと異なることも多いため、自分が応募できる求人であるかどうかを見極める必要もあります。

では、どのような応募者が院内CRCからの内定を獲得しているのでしょうか。下記に詳しく解説をしてきます。

薬剤師資格がある 看護師もしくは臨床検査技師資格がある 1年以上のCRC経験 年齢が〜35歳 通勤が1時間以内

薬剤師資格があると最も有利

院内CRCは薬剤師資格を所持している方が有利です。なぜなら、病院の研究的な位置づけで治験行っている場合が多いため、高い学歴や専門的な知識が求められるためです。

SMOでは薬剤師の治験コーディネーター(CRC)が減っていますが、病院では薬剤師出身の治験コーディネーター(CRC)もまだ多く、薬剤師のみの募集もしばしば見受けられます。

CHECK薬剤師は治験協力者だけでなく治験薬管理者にもなれるため最も有利

GCPでは治験を行う際に実施医療機関の長が薬剤師を治験薬管理者として指名し、治験薬を他の診療用の薬と混同しないように治験薬管理手順書に従って別に管理することを定めています。治験薬管理者は被験者一人ひとりの治験薬の使用状況を正確に記録し、治験薬の受領から返却・回収までを管理し、治験依頼者から要請があった場合にはモニタリングにも応じます。

薬剤師は治験協力者だけでなく治験薬管理者(IP ADMIN)にもなれるため最も有利と言えます。院内CRCの応募資格が薬剤師に限定されている場合、治験薬管理者の兼任を想定している場合が多いです。

看護師もしくは臨床検査技師資格がある

薬剤師に次いで多いのが、看護師もしくは臨床検査技師資格です。利益センターとして治験を行っている病院では、SMOと同じように看護師や臨床検査技師も応募できることが多いです。まれに管理栄養士でも応募できる求人もあります。

現役CRCの転職アドバイス3
無資格者は不利です。SMOでは治験コーディネーター(CRC)としての経験があれば資格を所持していなくても治験の経験があれば内定を獲得できることが多いですが、院内CRCは薬剤師や看護師などの医療資格を所持していないと応募できないことが多いです。

1年以上の治験コーディネーター(CRC)経験がある

治験コーディネーター(CRC)として働いた経験が1年前後以上あれば内定を獲得できる可能性があります。経験年数の長さによる内定獲得率の差はほとんどなく、オンコロジー領域やグローバルスタディの経験があっても、それほど選考に有利にはならないため、3年前後のCRC経験があれば十分であると言えます。

現役CRCの転職アドバイス7
IRB運営などの事務局経験がある場合は院内CRCの選考では多少、有利になることが多いです。なぜなら、院内CRCは事務局業務も兼任していることが多いからです。ただし、あくまでも多少有利になるぐらいですので過度の期待は禁物です。
現役CRCの転職アドバイス4
院内CRCとSMOの治験コーディネーター(CRC)で比較になった場合は、SMOの治験コーディネーター(CRC)のほうが内定を獲得しやすいようです。

なぜなら、SMOの治験コーディネーター(CRC)のほうがきちんとした教育を受けており、仕事への柔軟性が高いと評価されるためです。院内CRCのスキルはバラつきが大きいため、転職市場での評価はSMOの治験コーディネーター(CRC)より下というのが一般的です。

年齢が〜35歳である

20代の治験コーディネーター(CRC)が最も有利です。なぜなら大学病院などは30歳以上の応募者は契約社員としてしか雇用できない場合があるからです。また35歳を超えると他の応募者との比較で負けてしまうことも多いため、〜35歳ぐらいまでが内定を獲得しやすいと言えます。

通勤時間が1時間以内である

SMOと異なり院内CRCは勤務地が固定されます。そのため1時間を超える通勤時間がかかる場合は採用を避ける傾向があります。

現役CRCの転職アドバイス5
上記の経験以外にも、「意欲が高い」「柔軟性がある」「謙虚な姿勢」「コミュニケーション力がある」などがあると内定を獲得しやすくなります。

質問よくある質問とみんなの回答

Q
院内CRCはSMOより年収が低いのでしょうか。
A
院内CRCの求人もケースバイケースですので一概には申し上げられませんが、院内CRCの年収が特に低いということはなく、大学病院等の先端医療施設の正職員はSMOよりも高いと思います。

医療法人で同じぐらいでしょうか。ただし医療法人はSMOよりもお休みが少ないかもしれません。

院内CRCは病院基準での年収設定が行われることが多いため、検査技師や栄養士、無資格者の年収が低くなったりします。そのため、検査技師や栄養士の方であればSMOのほうが年収が高くなることが多いでしょう。逆に薬剤師の方であれば院内CRCのほうが年収が高くなると思います。

治験専門病院の年収は労働環境が悪いうえに年収が低いことも多いですし、地方だと契約社員の年収が低く設定されていることが多いため、全体で見れば院内CRCのほうが若干低いと言えるかもしれません。
Q
院内CRCは仕事のスピードをあまり要求されないのでしょうか。
A
私は院内CRC(非常勤)→SMO CRCに転職したものです。

院内CRCの場合、難易度の高い試験(急性期治験やグローバル試験、医師主導治験など)を5試験以上担当し、部署の過去5年間の売り上げ平均が常勤CRC数の増減に影響するところもあります。

最近は病院も企業と同じように仕事スピードも要求されるように感じます。
Q
院内CRCは安定しているでしょうか?
A
とある大手の医療法人で院内CRCとして働いています。数年前から賞与が下がり始め、現在は入職時の約半分にまで減りました。

昔ならともかく、このご時世では、大学病院を除けば院内CRCで良い年収をもらっている人は少ないんではないでしょうか。

安定しているのは大学病院と国立の正社員のCRCのみです。市立や医療法人はもうだめです。
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