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パソコン操作が全くできない状態では難しいですが、基本的な入力ができ、これからスキルアップする意欲があれば、CRCを目指すことは可能です。

CRCの仕事では、パソコンを使った作業が非常に多く、以下のような業務でパソコンを使用します。

◆ 症例報告書（CRF）の作成・入力: 治験に参加した患者さんのデータを電子システムに入力します。これはCRCの主要な業務の一つです。
◆ 治験関連文書の作成・管理: 治験の手順書、同意説明文書、会議資料など、さまざまな文書をWordなどで作成・管理します。
◆ メールやオンライン会議: 製薬会社、医療機関、他のCRCなどとの連絡にメールを使用したり、オンライン会議に参加したりします。
◆ データ管理・分析: Excelなどを使ってデータを管理したり、簡単な分析を行ったりする場合があります。

これらの業務を考えると、ある程度のパソコンスキルは必要不可欠です。しかし、高度なプログラミングスキルや専門的なソフトウェアの操作スキルは求められません。

ご質問にあるように、「入力ぐらいしかできない」「タイピングも苦手」とのことですが、これは改善できるスキルです。重要なのは、これからパソコンスキルを向上させる意欲があるかどうかです。

以下、パソコンが苦手な方がCRCを目指すための具体的なステップとアドバイスです。

1. タイピング練習: タイピングが苦手な場合は、タイピング練習ソフトやオンラインのタイピング練習サイトなどを活用し、練習することをお勧めします。毎日少しずつでも続けることで、確実にスピードと正確性が向上します。
   
2. Word、Excelの基本操作を学ぶ: 書類作成やデータ管理で使用頻度の高いWord、Excelの基本操作を学ぶことは非常に有効です。書籍やオンラインのチュートリアル、動画などを活用して学習しましょう。特に、Wordの基本的な文書作成機能（文字入力、書式設定、表作成など）と、Excelの基本的な関数（SUM、AVERAGEなど）や表計算の操作を習得しておくと役立ちます。
   
3. パソコン教室の活用: 独学が難しい場合は、パソコン教室に通うのも一つの方法です。基礎から丁寧に教えてもらえるので、着実にスキルアップできます。
   
4. 周りの人に助けを求める: 家族や友人、知人などでパソコンが得意な人がいれば、教えてもらうのも良いでしょう。
   
5. 就職後の研修を活用: CRCとして就職後、企業によっては研修制度が整っている場合があります。そこでパソコンスキルを向上させる機会が得られる可能性もあります。
   
   CRCの仕事で最も重要なのは、医学や薬学の知識、コミュニケーション能力、倫理観などです。パソコンスキルはあくまで業務を遂行するためのツールの一つです。
   
   スマホや携帯をある程度使えるとのことですので、基本的なITリテラシーはある程度お持ちだと思います。パソコン操作も、慣れてしまえばそれほど難しいものではありません。
   
   諦めずに、少しずつパソコンスキルを向上させていくことで、CRCとして活躍する道は開けます。まずはタイピング練習から始めてみてはいかがでしょうか。