臨床検査技師の治験コーディネーター（CRC）の求人募集

臨床検査技師の治験コーディネーターの求人募集状況

全国の求人数が多いです。全国各地で複数名の治験コーディネーター（CRC）の求人があります。内定を獲得しやすい状況です。

治験コーディネーター（CRC）への転職を成功させるためには、応募者の経歴や人柄だけでなく、応募するタイミングも重要な要素です。現在は複数名の求人があるため、できるだけ早く募集先に問い合わせてみましょう。

マンガで分かる！臨床検査技師から治験コーディネーター（CRC）へ転職

臨床検査技師の転職状況

臨床検査技師が応募できる治験コーディネーター（CRC）の求人数は、看護師とほぼ同じです。看護師や薬剤師だけが応募できる求人もまれにありますが、治験コーディネーター（CRC）の約4分の1は臨床検査技師の出身で活躍しているため、心配する必要はありません。

ただし、臨床検査技師の年収は一部のSMOや病院では、看護師や薬剤師よりも20～40万円ほど低くなっていることがあります。その理由は、資格手当が少なかったり、教育に時間がかかることを見越して初年度の給与が低く設定されている場合があるからです。

しかし、多くのSMOでは入社後3～5年で給与の差がほとんどなくなるため、過度に心配する必要はありません。

臨床検査技師の心構え

臨床検査技師は他の医療資格者に比べて、面接の通過率がやや低い傾向があります。そのため、面接の準備をしっかりと行うことで良い結果を得やすくなります。面接前には友人などに協力を仰いで、実際の面接に近い形式で質疑応答の練習を行うことがおすすめです。

特に、検査センターで勤務していた臨床検査技師は、書類選考と面接の両方で通過率が低い傾向が見られます。面接の準備だけでなく、応募書類を第三者に添削してもらったり、適性検査の予想問題に取り組んだりするなど、臨床検査技師に転職する場合よりも時間をかけて準備することを心がけましょう。

臨床検査技師と他の資格との比較

「カルテを読むのに時間がかかる」「患者様とのコミュニケーション能力に欠けている」といった理由で、評価が低い臨床検査技師出身の治験コーディネーター（CRC）もいます。

しかし、多くの臨床検査技師出身の治験コーディネーター（CRC）は、「検査数値の変動や異常値の判断などの専門知識がある」「病院内での適切な振る舞いを習得している」「性格が素直である」「職場での定着率が高い」といった臨床検査技師としての優れた点を活かし、治験コーディネーター（CRC）として活躍しています。

臨床検査技師がCRCへ転職するメリットとデメリット

メリットのベスト7

1位: 給与が上がる

2位: 視野が広がる

3位: 患者様と関係が築ける

4位: 夜勤がない

5位: 福利厚生が充実している

6位: 土日祝日に休みが取れる

7位: 新薬開発に携われる

デメリットのベスト7

1位: 検査スキルが身につかない

2位: 精神的に厳しい

3位: さまざまな人と話す必要がある

4位: 覚えることが多い

5位: 勤務地が遠くなった

6位: 事務作業が多い

7位: 残業が増えた

臨床検査技師がCRCへ転職をする時のメリットとデメリット

メリット

1位は給与が高くなることです。前職が契約社員やパートで給与が低かった方や、5～10年働いたにもかかわらず給与が上がらなかったことに不満を持つ方などが、CRCへの転職を目指すようです。
2位は病院の狭い空間と異なり、CRCはさまざまな病院やクリニックを訪問するため、視野が広がるという声がありました。
3位は患者様ときちんとした関係が築けることをメリットとして述べる方が多くいました。コミュニケーション力を活かせる仕事内容に興味を持つ方が多いようです。
4～6位までは労働条件が改善された点をメリットとして挙げる方が多数いました。また、CRCは仕事の裁量が大きいため、スケジュール調整がしやすく、働きやすくなったという声も聞かれました。

デメリット

1位は検査スキルが身につかない点を挙げる方が多数いました。
2位と3位は人と人の間でコーディネーションをする業務や、コミュニケーション力を求められる場面が多い仕事内容について、自分の能力不足を感じる方も多いようです。
4位には薬の知識やGCPなど、新たに身につける知識が多いため、最初の半年ほどは自宅に帰ってからも勉強する必要がある点が大変だとおっしゃる方がいました。
5位は担当する病院やクリニックを選べないため、担当する試験によっては自宅から遠い施設を担当することになり、通勤時間が長くなることを不満に思っている方も多いようです。
7位は比較的残業が少なかった病院で勤務していた臨床検査技師は、CRCへ転職して残業が増えたと感じるようです。